切り上げるのは、合計する前の1部分

1面に原稿1ページを載せ、両面を使い、表紙や仕切り紙を追加しない場合の式は次のとおりです。

必要枚数=「1部のページ数÷2」を整数に切り上げた値×部数

13ページなら、6枚で12ページまで入り、残り1ページのために7枚目が必要です。その裏面を空白にして次の部を新しい紙から始めるため、10部で7×10=70枚になります。

条件(各部を区切る)1部の枚数10部の枚数
12ページ、両面6枚60枚
13ページ、両面7枚70枚
14ページ、両面7枚70枚

13ページから14ページへ増やしても枚数が変わらないのは、最後の紙の空いていた面を使うためです。これは条件をそろえた算術であり、プリンターの仕様値ではありません。

複数部を一つのPDFへ連結してから印刷する場合は、アプリがどこを部の境界と扱うかに注意します。意図した空白面が必要なら、印刷プレビューで次の部の始まりを確認します。

表紙や集約印刷を使うなら、式の前提を変える

ここからも仮想例です。13ページの本文とは別に、表表紙1枚と裏表紙1枚を追加するなら、1部は7+2=9枚、10部で90枚です。元の13ページに表紙が含まれているなら、この2枚を重ねて足してはいけません。

1面に2ページを並べる集約印刷と両面印刷を組み合わせれば、1枚に最大4ページ載ります。13ページを部ごとに区切る条件では、13÷4を切り上げて4枚、10部で40枚です。ただし文字や図も縮小されるため、読みやすさを試す必要があります。二つ折りの冊子を作る面付けは、この計算だけでは扱えません。

「両面にしたい」と「自動で裏面も刷れる」は別

エプソンのFAQは自動両面で使える用紙を機種別に分け、とじ方や乾燥時間の設定も案内しています。キヤノンの手順でも、自動と手動の扱いや、用紙・レイアウトの条件が分かれています。エプソン:自動両面印刷、キヤノン:両面印刷の設定

紙が70枚あっても、選んだ用紙の種類・サイズで自動両面に対応しなければ、同じ手順では印刷できません。型番の対応表を確認し、長辺とじ・短辺とじは実際にめくる方向に合わせます。

手動両面では、用紙を戻す向きや奇数ページの扱いも手順の一部です。エプソンSmart Panelの説明には、総ページ数が奇数のとき最後の紙が給紙装置に残るという注意があります。これは同案内の対象手順であり、他機種へそのまま流用する操作ではありません。エプソン:手動両面の注意

10部を始める前に、1部の境界まで見る

まず1部を試す計画にし、表裏の向き、最終ページ、意図した空白面を確認します。続けて複数部を出す場合は、2部目が新しい紙から始まることもプレビューなどで確かめます。

70枚は、失敗や試し刷りを含まない必要量です。手元の紙が70枚ちょうどなら、試し刷りを本番に使えるか、それとも追加分を用意するかを先に決めます。紙が半分近くになることから、インクや印刷時間まで同じ比率で減るとは判断しません。

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情報は2026.10.10時点で確認しています。価格・仕様・安全情報は変更される場合があります。